08

4月

2011

Bring back the Normal

クライストチャーチが震災から少し前向きに動き始め、市を挙げた追悼式を1週間後に控えていた3月11日。

東日本を襲った地震と津波の報道を見て、言葉を失いました。

建造物の崩壊のため、多くの犠牲者と負傷者を出したクライストチャーチの震災から3週間も経たないうちに、

大きな地震が、今度は、日本を襲ったことが信じられませんでした。

日本にいる多くの人が、ここで自分が経験した以上の不便を強いられ、大切な人や家、

当たり前の生活を失い、悲しみと不安を抱いているのだと思うと、本当に心が痛みます。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々のご無事と、

被災地の一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。

 

クライストチャーチにおいては、建物の崩壊による二次災害を防ぐため、

一般市民の立ち入りが制限されていた区域が少しずつ解放され始めました。

水道や電気の復旧作業も進み、一歩一歩復興に向かって前進しています。

しかし、失業や、一向に捗らない家の修理工事、保険会社の倒産、

市民が楽しみにしていたラグビーワールドカップの試合地解消など、

クライストチャーチ市民にとっては、まだまだ暗いニュースが絶えない日々です。

この地震のために、家も車も仕事もすべて失ってしまった人、

収入が断たれ、やむを得ずクライストチャーチを去った人、

職場を失い、将来に不安を抱える人など、悩みは人それぞれです。

 

朝起きて出勤すること、日中働いて疲れた体を休め、あれこれ悩まず眠りにつくこと、

今まで当たり前で、普通に過ごしていた生活が、今では多くの人にとって夢のような生活なのです。

津波や原発による被害は、クライストチャーチの被災者の想像を絶する規模ですが、

東日本大震災の被災地の方々も、きっとクライストチャーチ市民のように、

ノーマルな生活を取り戻すことを望んでいるはずです。

東日本の被災者が普通の生活を一日でも早く取り戻すためには、今何ができるのか。

きっと今日本の多くの人が考えていることだと思います。

私も、ここクライストチャーチでこの1ヶ月で感じた「普通」のありがたさを胸に、

微力でも被災地の支援につながるよう、できることから取り組みたいです。

観光業は直接的な支援をもたらさないかもしれないけど、

その地域への経済効果につながることを願って、自分にできることから、始めたいと思います。

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